遊戯王新マスタールール指導、新たな門出を祝うのである。
吾輩はマジャである。そしてデュエリストでもある。
2017年3月25日、遊戯王は大きな転換期を迎えたのである。新マスタールールが追加されたのである。
そのルールはわかりやすく言えば
端から数えて偶数のモンスターゾーンの上にエクストラモンスターゾーンという第6のモンスターゾンが追加されたのである。そしてエクストラデッキから特殊召喚されるモンスターはメインモンスターゾーンではなく
エクストラモンスターゾーンに置かれるのである。
要するに今までの融合、シンクロ、エクシーズ、ペンデュラムモンスターの大量展開が予想をはるかに超えた規制が施されたのである。
この新ルールは当然今まで大量展開で環境を席巻していたカテゴリーはルールレベルで弱体化してしまったのである。そしてそれらのカテゴリーにお金をつぎ込んできたデュエリストは大きくアドバンテージを失ってしまったので、2chでは炎上するほどの騒ぎになってしまったのである。
その代わり、エクストラデッキのモンスターをメインモンスターゾーンに特殊召喚する方法があるそれは
リンクモンスターをリンク召喚するのである。
リンクモンスターは上下左右と斜め4方向の何処かにリンクマーカーがセットされているのである。赤く表示されているところが有効なリンクマーカーである。
という訳でこれからはリンクモンスターを紹介していきたいと思うのである。今回はスターターデッキ2017からである。
「リンクスパイダー」
【リンクマーカー:下】
通常モンスター1体
(1):1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。
手札からレベル4以下の通常モンスター1体をこのカードのリンク先に特殊召喚する。
通常モンスター1体を素材に出せるリンクモンスターである。
通常モンスターを使うデッキならば1枚仕込んでおけばいざという時役に立つのである。
「予想guy」で特殊召喚した通常モンスターを素材にすれば召喚権を使わずに手札の4ツ星通常モンスターを特殊召喚できるのである。
後トークンも素材にできるため他のリンク1リンクモンスターに比べると頭ひとつ飛び抜けて出しやすいのである。
「ハニーボット」
リンク2/光属性/サイバース族/攻1900
【リンクマーカー:左/右】
サイバース族モンスター2体
(1):このカードのリンク先のモンスターは効果の対象にならず、戦闘では破壊されない。
サイバース族2体で出せるリンクモンスターである。
耐性を与える効果自体は優秀なのであるがリンクマーカーは左右なので先にリンクモンスターを召喚する、墓地に送ったあとに蘇生する、などの工夫が求められるのである。
このカードを2対左右に並べればかなり強固な耐性持ちが並ぶのであるが、「スケープゴート」みたいにサイバース族を大量展開できるカードは少ないため切り札モンスターの横に並べて運用したほうが安定するのである。
「デコードトーカー」
リンク3/闇属性/サイバース族/攻2300
【リンクマーカー:上/左下/右下】
効果モンスター2体以上
(1):このカードの攻撃力は、このカードのリンク先のモンスターの数×500アップする。
(2):自分フィールドのカードを対象とする相手の魔法・罠・モンスターの効果が発動した時、
このカードのリンク先の自分のモンスター1体をリリースして発動できる。
その発動を無効にし破壊する。
リンク2以上リンクモンスター+効果モンスター1体か効果モンスター3体で出せるリンクモンスターである。
リンクマーカーは斜め下に設置されているので大量展開の補助としては悪くないのであるが上にも向いているので相手にもエクストラモンスターゾーンを送ってしまうのである。
一応リンクマーカに存在するモンスターの数だけ攻撃力が上がるのであるが、相手がエクストラデッキから特殊召喚する場合は大抵「デコードトーカー」を除去できるモンスターなので塩を贈る結果になりかねないのである。使うのならば「デコードトーカー」を守れるカードとセットで使いたいのである。
対象を取るカードの効果から守る効果は、リンク先の自分のモンスターをコストにするので「リンクマーカーでエクストラモンスターゾーンを増設する」というリンクモンスターの役割とはアンチシナジーなのである。
リンクマーカーも上に向いているのでとっつきづらさが目立つリンクモンスターである。
その代わり高攻撃力のモンスターを恒久的に特殊召喚できるデッキならば「デコードトーカー」を主軸とすることもできるのである。
例えばアンデット族や昆虫族を中心としたデッキならばエクストラデッキに頼らずに攻撃力の高いモンスターを大量に展開できるのである。
アンデット族なら「冥帝エレボス」は攻撃力2800であり「ゴブリンゾンビ」と「ピラミッドタートル」でサーチ、リクルートができるのである。
昆虫族なら「デビルドーザー」で即座にリンク先に大型モンスターを出せるのである。
ペンデュラム召喚が中心のデッキでもペンデュラムモンスターを利用することによってリンク先にモンスターを維持しやすいのである。
癖ととっつきづらさが目立つモンスターではあるが、相性の良いデッキで出せればフィールドを制圧できるのである。エクストラゾーンを増設するためではなく「このカードを切り札にする」ことによって真価を発揮するリンクモンスターである。
追記、新マスタールールの発表当初は批判コメントが相次いだようであるが、3ヶ月以上経った今は逆にカードショップの売り上げが上がったみたいである。
それではみなさん、またなのだ。
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